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復活祭の前の日曜日、教会暦では「しゅろの主日」です。
しゅろは、日本でいう しゅろ ではなく、なつめやし のことです。

娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。身よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利をを与えられた者高ぶることなく、ろばに乗って来る雌ろばの子であるろばに乗って。 ゼカリヤ書 9 : 9 

その翌日、祭りに来ていた大勢の群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞き、なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、イスラエルの王に。」  ヨハネ福音書 12 : 12,13

多くの人が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。      マルコ福音書 11 : 8


なつめやしの葉--聖書では「枝」--は、勝利のしるし、繁栄 詩編92:13、優美 雅歌7:7、8、の象徴です。

なつめやしの葉は、今でも家の屋根材、葦の垣根を補強するのに使われたり、マット、かご、皿などの材料に用いられています。なつめやしの実はデイツと呼ばれ、ドライフルーツ、お菓子づくりの材料などに使われています。



2013年の受難週からイースターまでの間、ニュージーランド南島にあるダニーデン市に滞在しました。教会ではしゅろの主日をパームサンディ Palm Sunday と呼び、教会の床になつめやしの葉を敷いたり、礼拝後には葉で作った十字架を家に持ち帰ったりしていました。

 引用・参考
・聖書の植物物語 中島路可著 ミルトス 2000年4月
・聖書の植物 H&Aモルデンケ著 奥本裕昭編訳 八坂書房 1995年11月
・聖書辞典 新教出版社編 1968年
新共同訳聖書
2014. 3 18  山本光男